ひっぽきゃむぱす

ひっぽきゃむぱす

節分と旧の元日重なりて日差も春なりめでたからずや

遠き地に民衆目覚めて立上がる世の不条理を醇化なすべく

思ひをり屋根より落ち来し雪塊に埋まりし媼の末期の苦痛を

しばしばも物忘れして疑ふは海馬(ひっぽきゃむぱす)に走るクラック

海馬(ひっぽきゃむぱす)=hippocampus、かいば。脳内の記憶を司る領域。