今日の五首 2004.06.10 生活詠 社会詠 「明けながら雀ら激しく鳴き交はしやがて鴉や鳩らが騒ぐ」 「空翔くる鳥を羨(とも)しと思(も)はざりし幼き愛の行方知らずも」 「青空に巨大な穴を穿ちつつ吾が胸処(むなど)より虚の竜のぼる」 「いづくより来たりいづくへ去る身かと詮無きことを古今悩める」 「しかと観む アニメの世界の殺人を易々犯しし少女在る世を」 前の記事 今日の一首 2004.06.08 次の記事 今日の二首 2004.06.13