今日の歌 2003.12.16 生活詠 旅行(ドライブ)詠 社会詠 「飛水峡、奇岩居並ぶ双壁の割れ目に深き藍色の川」 「妻と来ぬ 小春日和の日曜日ほかに人なきこの飛水峡」 「日々しとど枯葉おとせるメタセコイア先端はなほ緑(あを)きがままに」 「傍行けば鴨らぐわぐわ叫びつつ足取りよたよた吾に寄らむとす」 「煙草吸ひケイタイ掛くる様見えて隣車(となり)のドライバー実は女人なり」 「人工の星もかくやの輝きに暮れ初めし空に金星ひかる」 「西空に異様に光る金星を見詰むればその穴より天見ゆ」 「黄昏の空限りなく澄明なりおのが心もかく濁りなけむ」 「火星はや如何ほど離りゆきたるやなほ赫赫(かくかく)と燃えてはをれど」 「秩序なき星の配置にくさぐさの名を付けし古人の智慧に脱帽」 「殺人鬼をれど平和の使者をらぬ今の世界は不幸ならずや」 共有:FacebookX 前の記事 今日の歌 2003.12.13 次の記事 つれづれに・・・ 2003.12.17