今日の六首 2003.03.30 生活詠 「渺々(びゃうびゃう)と黄砂たなびく空籠めて彼岸桜が薄く紅刷く」 「朦朧と霞む美空を切り裂きて雲雀するどくたちのぼりゆく」 「春の午後 河原に沿へる公園に家族と犬を連れし人々」 「若きらは春に浮かれてまだ寒き木曽川に入り飛沫上げをり」 「日溜りに<さくらまつり>の横幕を掲げ太鼓をうち鳴らすなり」 「どどどどど太鼓の乱打空高く響けばあたかも空爆の音」 共有:FacebookX 前の記事 今日の五首 2003.03.29 次の記事 不穏なる未来9首 2003.04.02