今日の六首 2002.12.15 生活詠 社会詠 景色・風景 夕べの富士– 「ゆらゆらと薄暮の空に漂へる雪嶺富士の青きたましひ」 真昼の富士– 「ま青なる冬空に聳(た)ち雪嶺のまばゆき富士山首に雲巻く」 —————————– 「熱しつつ論重ぬるに青年に六十路(むそぢ)が勝るを喜ぶべきや」 「経験も未熟な内の幸運に賞にかがやくを芯から喜べず」 「幸運のノーベル賞に幾万の研究者群やや白けしと」 「国税の巨費を使ひて人間(じんかん)に無意味な研究ノーベル賞受く」 共有:FacebookX 前の記事 今日の3首 2002.12.11 次の記事 今日の三首 2002.12.20