今日の5首

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「歳晩と聞けばその韻(いん)身に響きつくづく往く年来む年思ふ」

「定年を間近に控へ組織から疎外されてか退職する人」

「民営化さるる焦りに長老を徒食の輩(やから)に扱ふ組織

「世代ごと悪化して来ぬ古き良き時代と言ふさへ死語と化したり」

「ハイカラな店建ち並ぶ夜(よ)の道の中ほど暗く墓地残りゐる」