使い古された言葉は避けたい

「櫛の歯の抜けるごとくに戸を閉ざしセピア色なす商店街は」(すずむし)
買い物に出かける時、かつては賑やかだったろう商店街を通り抜けてスーパーへ行きます。私がこの町に嫁いで来た頃はまだ人影がありましたが、30年余の間に全く様相が変わってしまいました。時代の流れ、変化は止めようが無いんですね・・・これから20年後はまたどうなっていることやら・・・。(この歌は前に似たような歌を見たような気がします。その歌が頭に残っていたかもしれません。)

わが街でも同様で、メインの本町アーケード街はシャッターを降ろしたままの店が大変に多いです。目立った特徴のある(希少価値ある)店は残っていますが。。。短歌では「櫛の歯の抜ける」というような、使い古された言葉は避けたいところですが、次のようにすれば救われましょう。。。

添削(改作例):
「櫛の歯が抜けるようにの喩えのごと閉店増えゆくわが商店街」(すずむし)