7.その他

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読んで気にならない程度の字余り

「白妙の木蓮ひとつ春あらし吹くわが内にひそやかにあり」(麻里子) 実家のある横浜では,もう白木蓮がほころびかけているそうです。東京に春一番が吹いた頃,私の心の中にも同じような風が吹き荒れていました。その心の中に密やかに咲いている白木蓮のようなものに気づきました(白木蓮がどのようなものであるかは曰く言い難いのです。わかりにくくて申し訳ありません。心の旅に出ていたときのことです…)。旧仮名短歌の連作に […]

数字の書き方

「悪夢とも思へるやうな震災の一日を思ふ12年過ぎしも」(瑞希) あおぎり先生、こんばんは?!♪今日、1月17日は・・・日本国民にとって、忘れもしない・・・「阪神淡路大震災」の起こった日ですね。多くは、語りませんが。。。ただただ、この教訓を、今後にどう生かすかが?私達に課せられた課題でもあると思ってます。よろしくお願い致します。 歌で「悪夢」とありますが、瑞希さん(および身近な人たち)も相当な被害を […]

単なる事実報告?

「丸ごとに柿をかじれば半渋でシブシブ顔して種だけ捨てる」(伊那佳)No.2 最初は:「丸ごとに柿をかじれば半渋でもったいないのでシブシブ食べる」No.1 *本当はNo1が実感でしたが<もったいないので>がセコい感じもするのでNo.2に変えました。 甘柿を植えたはずですが、半渋柿になってしまいます。高冷地向きでなかったのか?品種改良ミスなのか解りません。生で食べれば甘渋いです。干し柿用には糖分が多い […]

説明書き

「トマトになり人を待たせる18分これが限界サラダになれぬ」(遊葉) 約束の行き違いで、人を待たせてしまい待ち合わせ場所に電車で向かいました。突かれたらプチンとはちきれそうなほど早く着いて欲しいと張り詰めた車中の18分。柔らかなドレッシングと交わる余裕など無い心境でした。その時を歌にしましたが、このように状況をお伝えしてもよろしいのでしょうか? このように状況説明など添え書きをしていただけますと、お […]

重複させないようにして空いた1句分

「食卓に加熱二分とメモのあり昼の一餉と妻は書きゐし」(比叡) 退職後お互いに入れ違いの事があります。帰宅後妻は不在で簡単な電子レンジの用意がしてありました。結句のゐしですが、ゐきか、ゐつか迷います。また3句と結句がダブっていますでしょうか。宜しくお願いします。なお望月の歌、添削有り難う御座いました。こんかい8回目でした。毎年開かれています。 「ゐし」ですと連体形止めですね。その必然性はないのでは? […]

現実感を与える固有名詞

「甘き香に惹かれて見れば葉がくれに葛の花あり石畳道」(宋見) [足柄の箱根の山に延ふ久受(くず)の引かば寄りこねしたなほなほに・万葉集] 我が家から少し登れば箱根旧道の石だたみ路にさしかかります。万葉に詠われているようにくずが延び放題に延びています。花は葉にかくれていますが甘い香りに引かれて葉を掻き分けてみますときれいな花が見えます。石畳の道はもう台風の風が吹きくずの葉を裏返して吹き抜けています。 […]

我が と 吾が

「同病の友をいたわる母親のまなざしに我が<むかし>を想う」 (麻里子) 添削: 「まだ癒えない病友いたわる母親のまなざしに吾があの頃想う」(麻里子) どうもありがとうございました。推敲が足りず,意味のわからない歌になっていました。 質問ですが,〈我が〉と〈吾が〉は,何が違うのでしょうか。何となく〈吾が〉が合うような感じはするのですが…。 「我が」は「われが」とも読みそうですね。「わが」か「吾が」が […]

最後が開いた表現なので途中で一度閉める

「繁繁と鳴く蝉の声夕暮れの河原の道は仄明かりして」(アン) 夕焼けの空が美しかったのですがそれはもう歌い尽くされている気がして。 初句「繁繁と」は「しげしげと」と読むのでしょうか?「鳴く」と言われれば「声」は不要では?最後が「して」と開いた表現ですから、途中で一度閉めると歌全体が締まりますね。ともかく、きれいな夕焼けを敢えて詠まず、暮れゆくほの暗い河原の道を詠まれたのはさすがですね。 添削: 「し […]

三十一文字一首で詠みきれない内容?

「いつまでも食卓にあるDMのように夫婦はそれぞれにいる」(優子) ダイレクトメールやフリーペーパーをすぐに捨てればいいのに。ついついテーブルの片隅に置いたままになっていつしか山に。先日、夫とちょっとシリアスな話になり、ほう、夫はこんなことを考えていたのか、としみじみすることがありました。そんなに仕事が大変だったのかぁ。知らなかったなぁ。気づかなかったなぁ。大いに反省。 旦那だって、たまには仕事での […]

色々な歌集

「?パラダイスと封筒に書いてこの手で届け行きたし」(湊) 忙しさと、歌集を色々と読んだら何を短歌にしていいか、どんどん迷っているうちに時間が空いてしまいました。ご無沙汰してしまっていますが、また見て戴けますでしょうか? もちろん、ここに来られる限りは(イタズラ投稿は別として)見させて頂きます。歌集を色々と読まれるのはいいですが、ある程度読まれたら自分のセンスに合いそうな作者を限定して読まれるといい […]

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