止めについて

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動きを出したいとき

「メキシコの香りとラムに溶けながら抱き寄せられて踊るメレンゲ」 (nanamiさん2001年12月5日) 添え書きに言われる「ひっつき具合」とは、男女のペアのくっつき具合のことですね。それがサルサよりすこ?し(つまりかなり)上の踊りだと。 この歌、音という文字はありませんが、ダンスですから、当然音楽がバックにありますね。「ラム」は「ラム酒」のことですね。メキシコでは、料理酒としてだけではなく、ラム […]

動きがあった方がいい場合

「頭から足の先まで泥んこのザリガニ獲りの輝く笑顔」(梨夏婁さん2001年11月28日) あおぎりとしても、なつかしい光景です。所によっては今も見られるわけですね。習い事や勉強などで四六時中縛られている多くの子供達にも、是非経験させてやりたいですね。  さて、短歌として、ですが。こういう歌は動きがあった方がいいですね。それにはまず名詞止めを避けるといいです。すると、自ずから語順を変えることとなります […]

動詞で終わる

名詞止とか動詞止めとか、体言止とか用言止めとか言うけれど、歌の最後を締めくくるのにはどんな技法があるのかしら?どんなことに注意すれば良いの? 「発表会終えて緊張やっと溶け一口すする熱いコーヒー」 (あゆ子さん2001年10月1日) こうした場合は名詞止めより動詞で終わる方が、動作の余韻が読者に残っていいですよ。何の発表会かも入れたいところです。 添削・改作(口語新仮名遣い): 「コーラスの発表会終 […]