歌は格段によくなる

「見渡せる稲の葉先は露宿しさざ波立ちて朝日にきらめく」(微笑女2006/07/17
農道を挟んで左右に水田が広がります。常に水がはられているからでしょうかお天気が良い朝でも葉の先に露が光っています。風が吹くと稲が揺れて朝日にきらきら。きれいです。

今はまさに青田。広々とした水田に朝日が当たり、風に揺れる稲の葉先に朝露が光って美しいでしょうね。お作、ほぼよく詠めていますが、例えば「見渡せる稲の葉先」という表現は変ですね?「見渡せる」なら「稲田」とか、でしょうから。「葉先」という点では変。こうしたちょっとした配慮で、歌は格段によくなるものです。

添削:
「田を埋める稲の葉の先露のりてさざ波をなし朝日にきらめく」(微笑女)