読み易さとか、活字を見たときの感じとか
- 2002.09.29
- 漢字とひらがなの使い分け
「名にしおふたそがれ時の酔芙蓉早やほろ酔いの紅(くれなゐ)さして」(槿花さん2002年9月29日)
この酔芙蓉の微妙な色の変化は不思議ですね。初句「名にしおふ」はどうでしょう。かなり古韻ですが、、、槿花さんふうということでいいかな。それでも少し大げさ?「酔い」は「酔ひ」ですね。「早や」は「早」ですが、ここは平仮名で「はや」がいいですし、「さして」は漢字で「差して」がいいですね。これらは読み易さとか、活字を見たときの感じとかから言っていることです。
添削
「黄昏の庭に灯ともし酔芙蓉ほろ酔ふさまに紅(くれなゐ)差すなり」(槿花)
-
前の記事
歌が締まることがある 2002.09.29
-
次の記事
読む人が知らない特定の場所 2002.10.04