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先日吹いた木枯らしで木々は葉っぱをたくさん落としました。 落ち葉は自然に片隅に集められ、次の風がきてそこでカラカラと舞っていました。
そうですね.木枯らしの季節です. 今日などは穏やかですが.
「片隅に吹き寄せられた柿の葉は木枯らし吹いてカラカラと舞う」(あゆ子)
「柿の葉は」ではなく,「柿の葉が」でしょうね.「カラカラと舞う」は「カラカラと鳴りながら舞う」ですね。もちろん、大幅に字余り。「木枯らし吹いてカラカラと舞う」も、初二句の「片隅に吹き寄せられた」を考えると変です。木枯らしで片隅に吹き寄せられたのでしょうから。また、どこの片隅ですかね。庭ですか、道路ですか、遊園地ですか、どこかの広場ですか。こうした事がみんな重なって、全体を読み通してみたとき、何となくしっくりこない、と感じるのです。(こうしたことは、短歌に限らず、国語の作文、また手紙の書き方にも通じることですね。短歌では、字数制限のある韻文ですから、一層目立つだけです。)
添削・改作(口語新仮名遣い)(梧桐): 「木枯らしに吹き寄せられた柿落ち葉広場の隅でカラカラと鳴る」
これなら情景もすっきりと分かって、しかも十分詩的で、いい歌ですね。 |
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