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梧桐学の「良い歌ですね」

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*--- 短歌の題名 ---*
1. 朝の散歩   夏の日差し    青春と病   歩く速さ   耳を澄まして    鈴の音    盆提灯   良歌   メ-ル   翁長雄志
2. ねむり姫   睡蓮   S L    五月の風   交換日誌    蕗の薹   水仙    老い二人    三年間は   
3. 車椅子   洗濯もの   鉄杭   妻の   点滴   麦秋   傘寿   春の息    清みゆく   枝垂れ桜
4. 脳梗塞   胸の傷跡   年賀状   冬のひかり   大根   月光   百千鳥    スタ-トペ-ジに   さざ波   淡雪
5.無情の雨   姉妹   大根   花火   秋晴れ   息子   秋風    天人菊    図書館   千の風
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空間2011/03/01(火曜)

2011/03/01(Tue)

「団地二棟毀され出来たる空間に四十五年の瓦礫残さる」(りこりこ)

団地の建て替え工事がゆっくり始まっています。大分前に高層が一棟だけ建ち、次の工事の為の2棟が毀されました。45年間の人々の歴史が瓦礫の山となっているのは、何となく心が痛みました。


多くの入居者の45年に亘る生活の歴史が、ビルが壊されるとともに瓦礫の山に変わってしまったことへの、惜別の歌ですね。ビルであれ、生活の歴史であれ、築くのは大変ですが、壊すのは一瞬です。破壊の恐ろしさですね。


添削:

団地二棟毀されしあとの空間に四十五年が瓦礫として在る」(りこりこ)


(いい歌です。)



春の訪れ2011/02/17(木曜)

「四十歳ま近かに結婚決まりたる春の訪れは甥の貌にも」(たかこ)

先日妹の主人の7回忌で親族と会ってきました。何時も有難うございます。。

甥御さん、40歳間近になって結婚が決まったのですね。おめでとうございます。40歳近くでも結婚しない(出来ない?)男女が多いようですから、こうしたお話は彼らに勇気を与えましょう。。。

四十歳ま近かに結婚決まりしとふ春の訪れは甥の貌にも」(たかこ)

(いい歌だと思います。)


洋上慰霊に思う2011/02/12

「〈お父さ〜ん〉と呼べど叫べど届かざる沈もる鳥海浮かんで来いと」(未歩)


お歌、悲痛な叫びですね。

添削:
「お父さ〜ん」と呼べど叫べど届かぬか海底の<鳥海>浮かんで来ぬか」(未歩)



(いい歌です。)


大晦日に2011/01/26(水曜)

お互いにまた苦労皺が増えたねと笑ひつつ除夜の鐘の音を聞く」(微笑女)

どんなことでもそうだと思いますが、渦中にあるときは苦しいけれど、解決すれば笑い話になります
。。



会話で笑い合えるようになってよかったですね。いい歌です。。。


平均年齢 2011/02/07(月曜)

通勤の電車に園児ら乗り込みて平均年齢一気に下げる」(りこりこ)

私が乗る電車の沿線には関西大学があり、付属幼稚園の園児らがグル-プで乗り込んできます。立ったままとても行儀が良くて感心します。よろしく御願いいたします。


関西大学の付属幼稚園の園児らですか。よく躾けられているようですね。国内の平均年齢を下げる園児たちがどんどん増えることを望みます。お歌、一読して納得します。このままでいいですね。いい歌です。


コポコポ 2011/01/26(水曜)

「コポコポと今日を待つ間の静寂に濾過されている昨日の私」(ごしきえび)

家族より少し早く起きて一人でコ-ヒ-を飲む時間が好きです。コ-ヒ-がコポコポと一滴ずつ濾過されていくように明けていく朝。あのコポコポという音は、わたしを「いろいろあるけど、まあがんばってみるか」という気分にゆるやかにさせてくれます。(残念ながら今朝は寝坊してしまいましたが。)「コ-ヒ-」という言葉を使わなかったのですがわかりますでしょうか。。よろしくおねがいいたします。


コ-ヒ-の濾過音にかけて「コポコポと濾過されている昨日の私」は、上手い表現ですね。

添削:
朝のコ-ヒ-待つ静寂にコポコポと濾過されている昨日の私」(ごしきえび)

(いい歌です。)


2011/01/19(水曜)

「年老いた母のぼやきを哀しみて「うん、わかった」をくり返す午後」(けいこ)

愚痴ぽくなった母は老いたのだなあと感じます。。


年老いた母と、娘の会話がうまく表現されています。

添削:
年老いた母のぼやきを聞きながし「うん、わかった」をくり返す冬」(けいこ)

(いい歌です。)


九十七歳2011/01/20(木曜)

「私の名を忘れてにこにこ笑うだけ九十七歳はすごいよ母さん」(りこりこ)

母は、この間97歳の誕生日を迎えました。去年ホ-ムを覗いた時、久しぶりで私の名前は忘れてしまった様ですが、笑顔で迎えてくれました。昔の事や自分の名前は言えるので、救われます。父が戦死して苦労した分、今穏やかに暮らしていることは有難いです。よろしく御願い致します。。


お母さん、もう少しで百歳ですね。確かにすごいことです。。。娘としては、名前を忘れられたことは寂しいでしょうが、笑顔で迎えられ、「昔の事や自分の名前は言えるので、救われます。父が戦死して苦労した分、今穏やかに暮らしていることは有難いです」・・まったくその通りですね。

私の名を忘れてにこにこ笑うだけ。だけど九十七歳、すごいよお母さん」(りこりこ)

(いい歌です。)


手話 2010/12/13(月曜)

合唱団百人にまじる白手袋 障害あるもの手話にて歌う」(タイム)
ベネズエラの港の岸壁でのコンサ-トの光景です。大勢の合唱団に交じり聴覚障害者が(20名位)白い手袋を付け手話で演奏しました。夜空に白い手袋がひらひらと舞いとても印象的でした。非常に感激したのですが、上手くまとまりません。よろしくお願いいたします。。


想像するだけですが、確かに大変に印象的な光景ですね。

添削:
合唱団にまじり白い手袋がひらひらと舞うは手話での唱和」(タイム)

(「夜空」まではどうしても入らないですが、上のようでもいい歌ですね。)


十二月八日2010/12/08(水曜)

朝日受け真っ赤に燃える一瞬ありメタセコイアの十二月八日」(りこりこ)
今朝、カ-テンを開けたら前のメタセコイアが火の様に燃えていました。あんな色を見たのは初めてです。すぐに色は変わってしまいましたが、開戦記念日の事を思い出して、結句に入れたのですが、突飛なような気もします。よろしく御願い致します。。


今日12月8日は、昭和16年、日本軍の真珠湾奇襲攻撃に始まる太平洋戦争の開戦の日ですね。開戦までには様々な経緯があったわけですが、開戦という選択肢を選んだことの結果の重大性、悲惨さはよくご存知の通りです。。。そして65年後の今日でも、まだ真の意味での独立を果たしていない・・・。メタセコイアはすっかり褐色化していますね。それに朝日が当って赤々と燃え上がるように見える・・・分かります。メタセコイアの形もあって、それが奇襲を受け紅蓮の炎をあげて燃え上がる米艦アリゾナに見えましたか。

添削:
朝日受け一瞬真っ赤に燃ゆるなりメタセコイアの十二月八日」(りこりこ)

(特に下二句が効いていますね。いい歌です。)


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