「食卓で愛しい笑顔と向かい合い年を重ねる幸噛みしめる」(麻里子06/07/18)
ご無沙汰しております。おかげさまで大変体調が良くなり、三連休は自宅で過ごすことができました。海の日は私の誕生日でしたが、家族と共にいることの幸せを改めて感じた日でした。添削、よろしくお願いいたします。
それはよかったですね。海の日(17日)が誕生日だったとのことですが、おめでとうございます。その祝いも兼ねて自宅回帰でしたね。完全復調までにもう少し?お作、心情・真情が籠もっています。このままで十分ですね。最後は「かみしめる」と平仮名でもいいですが(直前の「幸」と「噛」の二つの漢字がくっついて、ちょっと読みにくいから)。
「次の逢如何にありなむ友らとの年ごと減りゆく同窓会に」(比叡2006/07/17)
今年の同窓会は5名参加者が減りました。来年はどうなるのかなとの思いです。2句目は自信がありませんがこれでよろしいでしょうか。宜しくお願いします。
同窓会は毎年開かれるのですか?結構マメなのですね。が、年々参加者の数が減っていくのは寂しいですね。お歳のこともあり、隔年にされたら増えるというものでもないでしょうし。。。
添削:
「次の逢ひは如何にあらせむ参加者の年ごと減りゆく同窓会よ」(比叡)
添削有り難う御座いました。次の2点教えてください。私は旧かなですが?。
①逢のひは必要ですか。
②「あらせむ」という表現の意味を教えてください。「ありなむ」は間違いでしょうか?
旧仮名短歌か新仮名短歌か(あるいは口語新仮名短歌か)は作者によってではなく、歌ごとで判断されますね。同一作者が両方を作ることはいくらでも例があります。(内容によって使い分けるのです。)今回のお作は旧仮名ですね。また、「逢」は、確かに旧仮名では「逢」でも「逢ひ」でもいいのでしょうが、読みづらいと判断して「ひ」を付けました。特に元歌のように直ぐあとに「如何」という漢字が来る場合は「ひ」を入れることで外見上もすっきりしますね。「逢如何」で一つの成語かと悩む読者も出るかもしれません。さらに「如何にあらせむ」は「どのようにあらしめようか」という意味ですね。つまり「どんな会にしよう」の意味です。「如何になりなむ」も考えましたが、これですと「どうなることだろう」(開催できるのだろうか、を含意)という意味ですので、ご真意から外れると思った次第。元歌の「如何にありなむ」は文法的にはミスではないにしても、意味があいまいになりますね。「ありなむ」は「きっとあることだろう」あるいは「きっとあらせたいものだ」の意味ですから。「どのようにきっとあることだろう」「どのようにきっとあらせたいものだ」では変ですね?
「好きなものここにいくつか揃ってる東京の夜はあつく更けゆく」 (choco)
夫と長男に会いに、彼の出張のついでに彼を追いかけて上京し、長男の仕事が終わるのを待って会ってきました。長男はそれなりに一人で生活してはいるものの、アルバイトで生計を立てている。苦しい彼の生活を垣間見て、心穏やかにあらずも、再会できて幸せでした。私の好きな池袋で会いました。三人で台湾料理を食べました。今日は潮留で岡本太郎の壁画を見てきました。
長男さんは学生か研修生でしたね?メールや電話もいいですが、こうしてたまには直に会われることがお互いに効果的ですね。「潮留で岡本太郎の壁画を見てきました」とのことですが、あの巨大な壁画が新発見なんて本当でしょうかね。隠しようがないと思われますが・・・。お作で「あつく」は「暑く」且つ「熱く」ですね。それで平仮名にされた・・・。
「好きなものここにいくつか揃っている東京の夜はあつく更けゆく」(choco)
「鉢植えの菊は日毎に膨らみて弾けるごとく今朝咲き始む」(すみえさん2002年11月4日)
丹精こめられた花が咲くのは大いなる喜びですね。ここでは菊ですが。その喜びが素直に表現されたいい歌です。ただ、「は」は限定するニュアンスがあります。ここは「が」がよりふさわしいように思われます。「ごとく」は少しきついようですが、漢字で「如く」とするよりはいいですし、ここは毅然として(弾けるように)咲いた感じを出したいわけですから、「やうに」よりも「ごとく」がいいですね。そこまで考えられたとすれば、大したものです。
添削
「鉢植えの菊が日毎に膨らみて弾けるごとく今朝咲き始む」 (すみえ)
「名にしおふたそがれ時の酔芙蓉早やほろ酔いの紅(くれなゐ)さして」(槿花さん2002年9月29日)
この酔芙蓉の微妙な色の変化は不思議ですね。初句「名にしおふ」はどうでしょう。かなり古韻ですが、、、槿花さんふうということでいいかな。それでも少し大げさ?「酔い」は「酔ひ」ですね。「早や」は「早」ですが、ここは平仮名で「はや」がいいですし、「さして」は漢字で「差して」がいいですね。これらは読み易さとか、活字を見たときの感じとかから言っていることです。
添削
「黄昏の庭に灯ともし酔芙蓉ほろ酔ふさまに紅(くれなゐ)差すなり」(槿花)