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梧桐学の「良い歌ですね」

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*--- 短歌の題名 ---*
1.無題   遺書   みの虫   醒まさじと   エベレスト街道   復元ポイント    少女の指先    味噌汁      ふたりぶん
2.幸せ   番蝶   負けた   木洩れ日   りんご   母の死   萼あじさい   梅雨明け   あの世でも   清涼をよぶ
3.献血ル-ム      健康サンダル   和服ダイエットP10   よくあること - 26    空も雨も   紅の薔薇   夕映え   握手   孫の机
4.夕日    母との別れ    確かな位置   母の想ひ   染井吉野   買いたい物   写真の父に   初蝶   落ち椿   雪だるま
5.蕗の董   ひとりぼっち      夜の雨   自己主張   告知されし日   手を繋ぎ   母の目   野良頭巾   墨擦り始む
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2008/12/03(水曜)

「朝焼けが西の雲まで赤く染め冷えて澄みゆく白き連山」(華雪)
焦点に迷いが出たかも・・・。


寒冷な早朝の、荘厳な風景ですね。お作、ほとんどいいですが・・・。(例えば、「澄みゆく」なら「冷えつつ」でしょうね。)ともかく、透徹した写生歌です。

添削:
朝焼けに西の雲さへ赤味おび冷えて澄みたり白き連山」(華雪)

(いい歌だと思います。)


遺書2008/11/05(水曜)

母という文字の愛しき遺書を読む最後尾には兵の没年」(アン)
山口県の大島郡の回天基地の特攻兵の遺書には、必ず母を思いやる言葉が書かれています。最後に記されている没年○才には胸をつかれます。

若者をそんな境地にまで追い込んだ戦争というもののむごさ・・・。

添削(旧仮名):
<母>といふ文字も哀しき遺書を読む末尾にあはれ兵の没年」(アン)

(添削歌、いい歌ですね。)。


みの虫2008/10/27(月曜)

みの虫の声が聴こえる季節来て寂しさ一つ増える里山」(夢子)
だんだんに寂しくなって来ました!( ..)


冬の日本海側の空気は重く暗い感じでしょうから、それが徐々に近づいている今、「だんだんに寂しくなって来」るのでしょうね。。。ところで、蓑虫の鳴き声はどんなものなのでしょうか?なお、「聴」の字は、注意して(耳をそばだてて)聴く意味合いが濃いですから、自然にきこえて来るような場合は「聞」の字の方がいいですね。

添削(新仮名):
蓑虫の声が聞こえる候となり寂しさ一つ増えた里山」(夢子)

(「蓑虫の声」が新鮮かつ効果的で、いい歌ですね。)



醒まさじと:2008/10/18(土曜)

食べさして眠れる母を醒まさじと静かに拾ふ卵焼きの片」(アン)
よくこんなことがあります。


お母さん、卵焼きのかけらを床上にこぼしておられたのですね。上手く詠まれました。最後の「片」がちょっと気になりましたが。。。

食べさして眠れる母を醒まさじと静かに拾ふ卵焼きの欠片(かけら)」(アン)

(いい歌ですね。)


エベレスト街道2008/10/16(木曜)

ヤクが行き裸足、サンダル、登山靴エベレスト街道賑やかなり」(タイム)
歩を進め四千の高地より見上げたるエベレストの峰神住むごとし」(タイム)
異教徒の喜捨は受けぬと言いて去る僧の姿を霧がつつめり」(タイム)
還暦記念とした方が良いと思いまして・・・。政情不安な時もありましたが今は大丈夫なようです。トレッキングコ-スは地元の生活道路でもあります。


連作ということで・・・。三首目は、宗教というものの難しさを詠まれていますね。異なる民族、異なる宗教・・・全世界が平和になるための永遠の課題になりそうです。一、二首目もよく詠めていますが、特に三首目はいい歌です(下の添削の形で)。

添削:
「ヤクにつづき裸足、サンダル、登山靴 エベレスト街道賑やかにして」(タイム)
添削:
「高度四千の山よりさらに見上げたりエベレストの嶺は神在(いま)すごとし」(タイム)
添削:
異教徒の喜捨は受けぬと言ひ捨てし僧の姿は霧に紛れぬ」(タイム)



復元ポイント2008/10/03(金曜)

「パソコンの復元ポイント定めたりわが人生は今が良いかな」(アン)
色々考えてみましたが、やっぱり年相応に今を生きていくのが良いかなと思います。

無理は長続きしません、自然体が一番いいわけですね。ただ、お作の後半からは、今が人生のピ-クだ、というふうにとられ、添え書きの「やっぱり年相応に今を生きていくのが良いかなと思います」は、読み取られないでしょうね。

添削例:
パソコンの復元ポイント定めたり人生は<今>に焦点合はせて」(アン)

(これなら、いい歌ですね。)


少女の指先2008/09/30(火曜)

「雨上がりバスを待ちつつ手話交はす少女の指先ひかりをつむぐ」(すめ-ちゃん)
福祉会館の前のバス停で二人の少女が楽しそうに手話で会話をしていました。太陽が少女の指先を反射するように照らして、言葉をつむぐと歌うより希望の光をつむいで居る様に思えました。宜しくお願い致します。


短歌に詠むのに恰好な情景ですね。

添削:
雨上がりバス待つ二少女手話交はす指にてひかりをつむぎ合ふなり」(すめ-ちゃん)

(いい歌ですね。)


味噌汁2008/09/27(土曜)

「朝な朝な父母に味噌汁作りにしこのときわれは既に老人」(広)
あまり孝行はできませんでした。「汁」にこだわっています。


添削例:
朝な朝な父母に味噌汁作りしかなそのとき子としての幸を味はひき」(広)

(この添削歌なら、いい歌です。)


2008/09/27(土曜)

「露しとど尾花が重く穂を垂れて瞑想するごと朝の日を待つ」(夢子)
朝露で身動き出来ない尾花を見て詠みました。


これは早朝で、まだ日が昇る前のことなのですね。

添削:
しとどなる露に尾花が穂を垂れて物思ふごとし 日出づる前」(夢子)

(添削歌の形で)いい歌ですね。)


ふたりぶん2008/09/12(金曜)

二人分の食事作るは幸せと癌病む夫を持つ友の言ふ」(アン)
確かにそうだと気づかされました。


一方が亡くなれば可能で、二人だから「二人分の食事」を作る、ということですね。ご夫君が癌を病んでおられるならなおさら、二人居ることの幸いを感じられるのですね。淡々と詠まれながら奥のある、いい歌ですね。


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